TAP 留学中の学生による特派員レポート

Vol.578(2024.3.15)

オーストラリアのお買い物事情

門野 史佳(メディア情報学部社会メディア学科,Edith Cowan University Mount Lawley)

今回はお買い物についてレポートします。

1.スーパー
前回の記事でも紹介しましたが、オーストラリアでは「coles」と「wool worths」が二大スーパーです。
街のいたるところにスーパーがあるので、お出かけした後にスーパーに寄って買い物を済ませてから帰宅することも可能です。
私は平日の授業後に週に 1-2 度友達とスーパーに行き、食材や日用品を購入しています。

(一度の買い物で買う量のイメージ)

驚くべき点は乳製品の多様さです。牛乳やチーズやヨーグルト、アイスクリームはとても種類が豊富です。特に牛乳は何を買ったらよいのかわからないほどです。

・Full Cream Milk( 日本でいういわゆる牛乳
・Skim Milk( 日本でいう低脂肪牛乳、乳脂肪分0.150.15%未満
・Low Fat Milk( 日本でいう低脂肪牛乳、乳脂肪分11~2
・Lite Milk 脂肪分がカットされている牛乳
・Long Life Milk( 長期保存が可能、スーパーでは常温で販売されている
・Lactose free Milk お腹を壊しやすい人も飲める
・Soy Milk( おなじみの豆乳
・Almond Milk( おなじみアーモンドミルクですが、日本と比べてよりポピュラー

信じられないほどのバリエーションです。特に常温保存が可能な牛乳が存在しているなんて日本では信じられませんが、棚にたくさんの種類が並んでいます。スタンダードはFull Cream Milk ですが、いろいろな種類を試してみるのも楽しいと思います。

お肉もたくさんの種類が販売されています。豚、鶏、牛はもちろんですが、ラムやカンガルーのお肉もあります。しかし日本では当たり前にある豚バラ肉のような薄く切られたお肉はなく、ブロックかミンチが多いように感じます。豚バラを使う日本のレシピを見ながら料理するときは、少し工夫が必要です。

(私はこの肉を豚バラとして使い、生姜焼きなどを作りました。)

少し珍しいホットケーキキットも販売されています。ボトルに水を入れて振り、その液体を焼くだけでホットケーキがつくれるというものです。様々な味が販売されているのでオーストラリアではかなりポピュラーなようです。

お米についても気になる方がいるかもしれません。オーストラリアは非常に多文化国家のため、様々な地域のお米が販売されています。「medium grain rice」と書かれているお米が一番日本のお米に近いですが、日本産のお米が食べたいと感じる人は日本食スーパー「Fuji Mart」に行くことをお勧めします。

2.日本食をどのように手に入れるか
意外にも大抵のものはスーパーで購入できます。アジアンコーナーにはみりん、醤油、酒、だし、うどん、のり、みそ、カレールーなどなじみ深いアイテムが揃っています。一人が使うと考えると多いと感じるかもしれませんが、ルームメイトとシェアするとちょうどよいと思います。そのため、日本からあえて持っていく必要はないと思います。スーパーで見つからないものがあってもFuji Mart やDAISO に行くと買うことができます。

3.大学内のカフェ
いくつかありますが、今回は私が行ったことのある場所を紹介します。サンドイッチやマフィン、弁当、コーヒー、ジュースなどが販売されています。ですが日本の学食と比べて数倍高いので、私は毎日家からパンやおにぎりを持って行っています。また、寮が近いためお昼ご飯を食べに一度寮へ戻る人も多いです。

(コーヒーとサンドイッチで約1,200 円くらいです)

4.寮の無料配布
寮ではパンや野菜の無料配布が週に何度が行われています。バケットやジャガイモ、トマトなどがもらえるので、上手に使うと非常に食費を助けてくれると思います。

5.外食
オーストラリアフード、日本食、アジア食、色々な種類のごはんを楽しむことができます。特に日本人が経営しているパース駅近くのうどん屋「一二三屋」はおすすめです。パース到着から約2 週間後、日本食が恋しくなってきた頃に食べただしのきいたうどんはとても美味しかったです。しかし、どんなお店でも大学のカフェと同じように日本で外食をするときに比べて非常に高いので、イベントとして楽しむことが良いと思います。

今回は以上になります。
ありがとうございました。