工学部 医用工学科 4年
神奈川県 横浜市立金沢高等学校 出身
―TUCPに参加しようと思った最大の理由は?
もともと英語が好きで、得意でもあったのですが、日本にいると英語で日常的に会話をしたり、英語を使って何かをする、英語をツールとして使いこなす機会があまりありません。私は将来医療機器分野の専門性と英語力を生かして、国際社会で活躍できる技術者になりたいと思っています。名門カンタベリー大学でさまざまな専門科目を英語で学ぶことのできるTUCPは、そんな私の希望に近づく第一歩だと考えました。電気工学、土木工学、環境工学、機械工学の基礎を学び、航空会社の整備場などの見学も行った2週間の集中講義は、現場のエンジニアの方から貴重なお話も聞くことができ、とくに深く心に刻まれました。
―TUCPの素晴らしいところを一つあげるとすれば?
私にとっては、多様な価値観にふれて、自分を見つめ直すことができる、ということです。私が過ごした学生寮は5人部屋で、フラットメイトはみな現地学生でした。うまくとけ込めるか不安でしたが、すぐに仲良くなって、一緒に食事を作ったり、スポーツをしたり、楽しい時間を過ごしました。また私はジャズが好きで、トランペットを吹くので、ジャズ喫茶でボーカルと懇意になったり、積極的に人と接するよう心がけました。異なる環境で育った人と話をすることで、その人や国、文化のことはもちろん、これまで見えていなかった新しい自分を発見できると思います。ボランティア活動や環境倫理の専門科目でも、多くの人の声に耳を傾けることが求められるので、いろいろな人の考えを知ることができました。