TAP 留学中の学生による特派員レポート

Vol.585(2024.4.15)

セメスターブレイクの過ごし方

門野 史佳(メディア情報学部社会メディア学科, Edith Cowan University Mount Lawley)

1, セメスターブレイクとは
セメスターブレイクとは前半 2 か月の英語授業と後半 2 か月の教養授業の間にある約 10日間の休暇のことです。2024 年 A サイクルは 3 月 30 日(土)~4 月 7 日(日)がセメスターブレイク期間でした。この期間は他都市に長期旅行に行く人や、パース周辺をいくつか観光する人などさまざまです。

2, 長期旅行に行くならば
シドニーやメルボルン、ケアンズなど飛行機を利用した旅行をしたい人はなるべく早く計画を立て始めることをお勧めします。なぜなら旅行当日が近くなるほどホテルや航空券の値段が高くなるからです。私の周りでは 2 月下旬から 3 月上旬に航空券の購入やホテルの予約に動いている人が多かった印象です。私の場合、航空券の手配では「スカイスキャナー」というサイトを利用して時間や値段を見比べてより良いチケットを決定しました。また、航空券とホテルの予約はどちらも日本でもよく使われている旅行サイトを使いました。長期旅行で注意が必要な点はクレジットカードの上限額です。航空券やホテルの予約、旅行当日の外食やお土産など通常の生活よりも多く出費します。また、旅行から帰ってきた後も日常生活のためスーパーなどでの出費は変わらず続きます。そのため、日本にいる間に上限額を少し上げておくことをお勧めします。

3, 私の旅行記
私は同学科の友人と二人でシドニー・ウルルの 5 泊 6 日旅行をしました。この日程は他都市へ旅行した人の中ではかなり長い旅行で、3~4泊の旅行をしている人が多いと思います。

<シドニー>
私たちは 3 日間シドニー散策をしました。始めはなんといってもオペラハウスです。初めて目に入ってきたときの感動は忘れられません。この日はとても天候がよく、白い屋根と川の青さと日差しの眩しさの調和がとても美しかったです。お昼過ぎから約 30 分間の日本語ツアーに参加し、ホールの中にも入ることができました。オペラハウスを訪れる際は、ぜひ外観だけでなく中に入ることをお勧めします。


(フェリーから見たオペラハウス)

また、ニューサウスウェールズ州立図書館とシドニー現代美術館も訪れました。どちらもとても静かな落ち着いた場所で心地良かったです。図書館には吹き抜けの学習スペースがあり、このような場所で一度勉強してみたいと思わせるような場所でした。


(ニューサウスウェールズ州立図書館の学習スペース)

旅行中の食事についてはもちろんすべて外食になります。普段よりも少し値は張りますが、せっかくの機会なので十分に楽しむことが良いと思います。私たちは、魚市場を訪れ海鮮を食べたり、日本食レストランでラーメンを食べたりしました。また空港内にもおいしいパン屋さんがたくさん並んでいたので、飛行機を待つ間はそれらを楽しみました。


(シドニー魚市場のショーウィンドウ)

<ウルル>
私たちは 5 泊 6 日の旅行のうち 1 泊 2 日をウルルで過ごしました。ウルルはパースからの直行便がないため東側の都市を経由していかなければなりません。私たちはシドニー発着の飛行機を利用しました。ウルル周辺は低木と赤土で覆われています。地平線の先まで自然の姿のままの景色の中、岩一枚がどっしりと構えている様子は壮大でした。これまで教科書やパンフレットなどで何度も見ていた景色でしたが、実際に見ることで得るものはとても大きいです。私たちは事前に申し込んでいた「ラクダに乗ってウルルサンセットツアー」に参加しました。ラクダに乗ることは初めてでしたが、次第に慣れていき小さい丘から眺める夕日に心を奪われました。ツアー序盤に見えていた青空の下のウルルとツアー終盤の夕日に染まる淡いウルルは全く別の景色で、何度見ても楽しむことができました。滞在日数が短かったためウルルの麓まで行くことができなかったことは心残りですが、またいつか必ず訪れたいと感じています。


(青空とウルル)

 


(沈む夕日とカタジュタ)

<私の旅行記のまとめ>
長期旅行は普段の生活ではとても得られないような貴重な経験を数多くすることができ
ました。また、自然や都市、食などさまざまな分野でオーストラリアならではの出来事にも
多く出会いました。いつか機会があればまたオーストラリア国内旅行をしたいと感じてい
ます。

今回は以上になります