ATAP 留学中の学生による特派員レポート

Vol.8(2024.05.31)

ATAP 大学生活のまとめ(5月)

栗田 卓(情報工学部情報科学科, Queensland University of Technology)

情報工学部 情報科学科3年の栗田卓です。今回のレポートでは、Queensland University of Technology (QUT)での大学生活全体をまとめてみたいと思います。5月31日で大学の授業がすべて終了しましたが、全体的に留学生活は非常に充実していたと感じています。具体的には、QUTでの授業だけでなく、自分の専門分野の勉強も十分にできました。

QUTでの授業は東京都市大学と比べるとコマ数が少なく、課題を通じて不足する知識を補う形式でした。このため、自分で勉強計画を立てることで、非常に効率よく学ぶことができました。課題の量は忙しい時期には大変でしたが、結果的に日本でしていたゲームの時間を勉強に充てることで、勉強時間を大幅に増やせたと思います。日本では自発的に勉強するのが難しい人も多いと思うので、留学は勉強環境を整える意味で非常に有効だと感じました。英語の習得に焦点が当たりがちですが、強制的に勉強環境を作りたい人には留学は素晴らしい選択肢だと思います(個人的な意見かもしれませんが)。

次に実際に受けた授業についてです。単位を楽に取りたい人には「Photomedia and Artistic Practice」をおすすめします。この授業は、技術や作品について学び、あとは写真を撮るだけでした。専門科目として認定されるはずで、ほとんど写真を撮って貼り付けるだけのレポートなので、非常に楽でした。全ての科目が難しいと大変なので、1つ楽な科目を取ることで、他の自学や遊びの時間を確保でき、生活の自由度が上がると思います。例としてレポートに提出した写真を添付しておきます。

(写真:Photomedia and Artistic Practiceの写真の例)

その他のQUTの授業として、「Business Analysis」(選択)と「Academic Communication 1」(必修)がありました。「Business Analysis」は内容自体は難しくありませんでしたが、英語で授業を受けるという経験自体は良かったです。東京都市大学での専門科目が自由科目として認定されてしまうのですが、このルールがなければ受けなかったかもしれません。将来ATAPに行く人のために、認定の仕方は改善してほしいです。「Academic Communication 1」は、TAPの英語の授業とは方向性が異なりますが、自分でしっかり勉強しないと効果を実感できないと感じました。

全体として、QUTの授業は自学が必須なので、ATAPに行きたい人は自分で計画を立てて実行できる能力を育てておくことが重要だと思います。ちなみに、都市大の一部の授業をzoomで受けていたのですが、ノートパソコンのスペックに気をつけてください。特に学科推奨より低いスペックの人は気をつけてください。zoomでかなりのメモリを食います。